リガチャー(Ligature)の使用感
今まで半世紀リガチャーに関しては無関心でしたが、この所色々な掲示板などでリガチャーの違いで
音色が違うとか! なんとか! それは吹く本人だけが感じることで聞いている側では違いを感じること
はないであろうと思っておりました。
昨年たまたま某修理屋さんにあったBGのカタログを見て「メタルJazz新製品−ダイレクトでコンパクト
なサウンド−すべての音域で味のある音色、アルトエボナイトメイヤー用 GL−L27MJ」をA千位の出費
で購入、使ってみて驚いた、何とメイヤーMPに付けるとブカブカ、指が痛くなるほど締めてもチューニング
しようとするとリードは右往左往話にならない、箱を開けたので返品するのも面倒とホッタラカシ・・・
シィーデー(弟子)がバンドレンのオプティマ下一本締めは使いイイというので又興味を持つ、先日ヤフオ
クでスプリング式のユニークなリガチャーが出ていたので連絡を取りアルト用2個テナー、クラ用それぞれ
一個ずつ購入、吹いてみると目からウロコ・・・・・・それでは私の所にある物、借りている物などを音で比較
してみるのも面白いのではないか! と言うような訳でこのページが生まれました。
クラシック向けには、アンサンブルや室内楽、ソロイストに向いているとかまろやか、きらめきのあるカラフル
なサウンド、豊かなサウンドなどなど・・・・・リガチャーだけでそんなに変わる分けないチューに??
ジャズ向けには、よりまろやか、コンボ、こじんまりした場所、ダイレクトサウンドなど・・・・・ダイレクトとは本人が感じるのか? 聴く人が感じるのか?
音色は聞いていただいて判断してください、基本的にはそれほど変化は感じられないと思います。
吹いている本人には、楽な感じで音が出るとか、特定の音域が出しにくいと言うことはあります。
Vandoren Optimum Ligature
Takao Spring Ligature
リードに対して
長年使い慣れたタイプで、コメントなし
軽くて少し頼りないが、リードにあたる部分がリードの背面の
形をしている為か締めるのも軽く意外と好感が持てる。
低音が出にくくBbのサブトーンなど全く出ない・×。
同社他の製品の中には納得できるLigatureが有るのかもしれません。
普通の感じ。
HighG#LowBb共に出しにくい。
このタイプは3種類の中で一番バランスがイイ。
付けて吹いた瞬間イイ感じでLowBbの
サブトーンも楽に綺麗に出る。
2種類とも殆ど同じです。
♪ 使用楽器とマウスピース&リード
Alto Sax 【CANNONBALL 98 Knight】 Gold Plate Salt Lake City
原産国は台湾だと思います,彫刻が沢山入っているのが如何にも台湾風です、
とても良くできていて最近はメインで使っています
マウスピース メイヤーMM5 リード ラボーズ M.Hard
写真のキャップはTsax用です、ネジがないのでキャップを被せるのに
リードを傷つけないよう向きを気にしなくてイイ。
◆ マウスピース、リード、リガチャーの三つが三位一体となることが良い音を作ると言えるでしょう。
一つはマウスピーステーブル面の仕上げが良いこと。
二つ目はマウスピーステーブル面と接するリードの腹の部分に反りがないこと。(仕上げが良い)
三つ目はテーブル面とリードの腹部分に隙間が出来ないよう適度に締めることが出来るリガチャー。
◎ 強く締めないと不安に思えるようなリガチャーは響きを押さえるような感じがするので敬遠した方
が無難かもしれない。
☆ Sound File は全てWMA File です。